障害物までの距離や性質を分析するLiDARに搭載されたセンサの校正にパーマフレクト大型反射ターゲットが選ばれています。
反射率10%、50%、80%の3枚の組み合わせが選択されることが多く、広いダイナミックレンジの測定が可能です。
反射ターゲットは理想的な反射拡散面に近く、耐久性もあり、軽量であるために野外での測定に最適です。汚れに強く水洗いが可能です。
保管や移動に便利なケースが標準で付属しています。
・反射率10%、50%、80%3枚セットによる広いダイナミックレンジの測定が可能
・350~1000 nmの波長域の反射率データ添付
・オプションにより250~2500 nmの反射率データの添付が可能
・測定ターゲットサイズにより0.5m角、1m角、1.5m角の3つのサイズを用意
・入射角によらず理想的なランバーシアンに近い拡散反射特性
・反射板全域にわたり均一な反射特性
・野外での使用を想定した堅牢かつ軽量構造
・フレームレスの構造(フレーム枠の反射の影響がない)
・反射板背面に固定用ネジ穴付き
・専用保管ケース
付属測定データ
- ・350~1000 nm、10nmピッチの平均反射率データ (オプションにて250~2500 nmに拡張が可能)
- ・反射板を25に区分けし、その区分ごとの反射率測定(@600 nm、@905 nm)
- ・反射率の均一性(@600 nm、@905 nm)
各反射板データ
各反射板の分光反射率
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各反射板基本データ
公称値 10 % 50 % 80 % 実際の反射率 8.5~11.5 % 48.0~52.0 % 78.5~81.5 % 最大と最小反射率の差
(350~950 nm)0 % 5 % 8 % 反射面均一度(@600 nm) ±1 % ±1.5 % ±1 % BRDFデータ
Φ-90°軸上の垂直軸から20度傾けた位置よりレーザー光を反射ターゲットに照射したときに、各方向へどれくらいの光が反射したかを示すデータのことで、idealの紫の線に近いほど理想的な拡散面に近いと言えます。
※画像クリックで拡大します。固定方法
反射ターゲットの裏面には固定用の3/8インチのネジ穴が5箇所にあいています。オプションにて任意の位置にネジ穴を追加することが可能です。
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1m反射ターゲット背面の図面
保管ケース
保管時や輸送時の反射ターゲットへのダメージを防ぎます。
反射ターゲットのサイズに対応したサイズを揃えています。
1m角、1.5m角用の保管ケースにはキャスターが付きます。