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ポートとバッフル

ポートの大きさ

積分球に開けるポートの大きさは積分球の大きさによって決まります。ポート直径は積分球直径の1/3~1/4以下の大きさであることが理想的です。さらに、ポートの総面積は積分球の表面積の5%以下が好ましいとされています。

ポートの位置

SPHシリーズカスタム積分球では、ポート数に応じて位置が決められています。最大で5個までのポートを選ぶことができ、赤道上の0°、90°、180°、270°と北極(NP)がポート位置になります。また、南極位置にはロッド取付ねじがあります。 GPSシリーズスタンダード積分球もポート数に応じて位 置が決められていますが、3個ポートと4個ポートの2種類です。

バッフル(遮光板)

積分球が積分球として機能するためには、光源から放射された光が拡散反射を繰り返すことが必要です。したがって、光源から放射された光が検出器に直接入射することは絶対に避けなければなりません。そのために光源と検出器の間にバッフルを配置します。右図のポートAの位置に検出器を取り付ける場合はセンタバッフルをポートの前に取り付けます。また、光源が中心に置かれた場合も同様です。一方、光源に対して検出器がポートBの位置であった場合はポート間バッフルを取り付けます。バッフルには積分球内壁と同じコーティングが施されていますので、その悪影響は最小限に抑えられます。しかし、無用に多くのバッフルを取り付けると、スループットを低下させてしまうことになりますので注意が必要です。

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