スループット
検出器の大きさを一定として考えると、積分球が大きければ大きい程、光は検出器に到達するまでにより多くの反射を繰り返すことになります。したがって積分球の「光をかき混ぜる」働きから言えば、積分球は大きければ大きいほど良いことになります。しかし、コーティングの反射率が100%ということはありえませんので、反射を繰り返すことによって少しずつ光量は小さくなってしまいます。
もともとの光量に対して積分球から出射される光の割合を「スループット」と言い、概ね積分球直径の二乗に反比例します。つまり、積分球の直径が2倍になれば、スループットは約1/4になります。
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