自動運転車の実現に向けて様々な運転支援システムの研究開発が加速しています。
その中の一つのLiDARは対象物までの距離、位置、形状までも高精度に検知できることが特徴です。そのためには既知の反射率を持ったターゲット(反射板)を使用したLiDARの評価や研究開発が必須になります。通常、この用途に使用されるターゲットは大型で、屋外に設置されて、定期的な反射率測定のために測定器がある室内に移すことが困難でした。
ラブスフェア社がリリースしたOP-REFシリーズはターゲットを屋外に固定したまま、その場で反射率の測定が可能なポータブルな反射率計です。
・LiDAR 波長での8°入射半球反射率測定を高精度に実現
・LiDAR 波長 850 nm、905 nm、1550 nm から波長を選択
・バッテリー駆動のためフィールドでの測定が可能
・2%~99%までの幅広い測定反射率レンジ
・任意に反射率校正が可能
・リファレンス用NIST 準拠校正書付き反射率99%板が付属
・オプションにて、任意の反射率のリファレンスを選択可能
・タッチパネルとトリガーフィンガーによる簡便な操作
・測定したデータをPCに転送し、専用ソフトウェアによるデータの解析が可能
型番 | OP-REF-850-8H | OP-REF-905-8H | OP-REF-1550-8H |
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測定波長 | 850 nm | 905 nm | 1550 nm |
測定反射率レンジ | 2%~99% | ||
ディテクタ | InGaAs | ||
測定径 | 0.5インチ | ||
測定方式 | 8°入射半球反射率測定 | ||
リファレンス反射率 | 99% | ||
使用環境温度 | +10℃~+40℃ | ||
データ転送 | Micro USB(Type-B)to USB Type A | ||
電源 | USB Micro-B input : 5VDC, 2A-max | ||
充電時間 | 2.5 ~ 3時間 | ||
待機時間 | 5.5 ~ 6 時間 | ||
駆動時間 | 3 ~ 4時間 | ||
サイズ(H×W×L) | 17.8×11.4×20.7 cm | ||
重さ | 2.5kg | ||
保管ケース | 付属 |
PCへのデータ転送、セッティング、反射率校正、反射率マッピングの各モードをタッチパネルで簡便に行うことができます。
3×3の9ポインもしくはと5×5の25ポイントの測定点を選択し、PCへのデータ転送ができます。
PC専用のソフトウェアRefAcquire はUSBケーブルで接続されたハンドヘルド反射率計とリアルタイムで、ファイルの転送やメンテナンス、反射率マッピングの可視化を行います。 反射率マッピングは容易に反射率分布が分かるように、色分けします。