

オーシャンインサイト社(旧オーシャンオプティクス)の波長校正用水銀アルゴン光源HG-2は、紫外-可視-近赤外領域の波長校正に使用する光源です。
HG-2は、分光器の波長校正を行う際の基準光を、250~922 nmの範囲を水銀とアルゴンの一次スペクトル輝線で、1700 nmまでの範囲をアルゴン二次スペクトル輝線によって提供します。代表的な水銀とアルゴンのスペクトル輝線が、HG-2の筐体に印刷されています。
OPwave-Cal 波波長校正係数作成ソフトウェアと合わせてお使いいただくことで簡単に 波長校正係数を作成できます。
出射口は、オーシャンオプティクス社製品の分光器、光ファイバ、キュベットホルダなどのアクセサリと共通のSMA905コネクタ接続です。
出力波形
上記の水銀輝線は<600nmです。アルゴン輝線は>600nmです。
以下が水銀の主な発光輝線です。
(筐体のラベルは簡易的なリファレンスなので、全ての輝線は記載されていません。)
| 253.652nm | 296.728nm |
| 302.150nm | 313.155nm |
| 334.148nm | 365.015nm |
| 404.656nm | 407.783nm |
| 435.833nm | 546.074nm |
| 576.960nm | 579.066nm |
以下がアルゴンの主な発光輝線です。
(筐体のラベルは簡易的なリファレンスなので、全ての輝線は記載されていません。)
| 696.543nm | 706.722nm |
| 710.748nm | 727.294nm |
| 738.398nm | 750.387nm |
| 763.511nm | 772.376nm |
| 794.818nm | 800.616nm |
| 811.531nm | 826.452nm |
| 842.465nm | 852.144nm |
| 866.794nm | 912.297nm |
| 922.45nm |
PS-HG1-ADP波長校正用キュベットアダプタは、光ファイバを介して光源と1cm光路長サンプルチャンバを接続する1cm角のアダプタです。
このアダプタは、どんな分光器でも波長校正が行えるように設計されています。

OPwave-Calはオーシャンオプティクス社製分光器用の波長校正係数作成ソフトウェアです。分光器の波長校正を行う際の水銀やアルゴンなどの基準光のスペクトル輝線より、簡単に波長校正係数を算出できます。QEPro等のスリット交換可能な分光器では、スリット交換のたびに波長校正を行う必要がありますが、その際に非常に有効なソフトウェアです。もちろん、QEPro以外の同社製分光器の波長校正係数作成にもお使いいただけます。
OPwave-CALの詳細はこちらをご覧ください。