放射測定とは、スペクトルにおける波長の検出と測定のことを指します。そして、紫外線、可視光線、赤外線の3つの波長帯域に細分化されます。全ての光計測は放射測定とみなされますが、測光(Photometry)は放射測定中のひとつのカテゴリーで、一般的な人間の目の感度に合わせて定義されています。
光波は他の電磁波と同じように互いに干渉し、方向的に偏光し、そして屈折する、という特性を持ちます。このような特性により、光波はフィルタ、ミラー、レンズ、プリズム、格子、そしてその他の光学系を使用することで、操作したり信号を増幅したり、また、特定の波長・波長帯域を抽出することができます。
インターナショナルライトテクノロジーズ社(ILT)の放射計は、ご検討の特定のアプリケーションに合わせ検出器をカスタマイズすることが可能です。
シリコンフォトダイオードを使用して放射測定するほとんどの場合、検出器の青色と赤色の感度を均一にするためにフィルタを使用します。これにより、検出器の感度特性はフラットとなり、波長毎の強度比較を正確に行うことができるようになります。このような感度特性がフラットな測定器は、光源の分光分布が不明な場合、点灯条件など使用環境によって分光分布が変化する可能性がある場合などに非常に有効です。
光源の出力の特定の波長を分離する必要がある場合は、感度が狭い検出器を使用するか、感度が広い検出器とバンドパスフィルタを組み合わせることで、必要な波長帯域のみを測定することができます。このような狭帯域フィルタは、水銀ランプの輝線など、非常に狭い波長の光を測定する場合に使用されます。
ILTはUV(160nm)~遠赤外線(40μm)に波長帯域において、幅広いアプリケーションに対応することのできる、様々な放射照度計をご用意しています。また、お客様独自のご要望に合わせ、製品のカスタマイズ対応も承っています。ご要望を満たす測定器がなければ是非ご相談ください。