生産ラインでは品質管理のために数多くの光学測定器が使用されています。その多くの測定方法は透過、反射、色測定になります。光学測定の場合には常に同じ条件で同じ個所を測定することが重要で、これらが安定した測定精度や再現性に繋がります。これを実現するためには測定対象物が常に同じ位置で移動することが必須になりますが、生産ラインでローラーに巻かれるシート状のフィルム、パルプ、生地等は移動中にバタついてしまい、測定箇所が動いてしまい、測定誤差が生じてしまいます。この測定誤差を防ぐためには照射と受光側で測定距離に依存しないコリメート照射と受光を用意する必要があります。
また、タオル生地のように表面に凹凸があるものでは、測定箇所によって色味が変わってしまうケースがあります。このような場合には測定径をレンズによって大きくすることで常に平均的で安定した色味の測定が可能になります。
オーシャンフォトニクス社は測定距離に依存しない測定径φ2mmからφ10cm程度までの光ファイバ接続型カスタムコリメートレンズのご提案が可能です。測定に必要になる測定径と使用する照射光源、光ファイバ等の情報からレンズを設計して作成します。
透過測定
反射測定