サリーナノシステムズ紫外・可視・近赤外対応ブラックコーティング ベンタブラック S-VIS
分野
カメラ・ディテクタ, リモートセンシング, 近赤外域, 塗装・コーティング
より多くのアプリケーションへの使用を可能にするため、Surrey NanoSystemsは蒸着タイプのベンタブラックCVDに加えて、スプレーバージョンのベンタブラックS-VISを開発しました。S-VISの反射率は0.23%(@700nm)です。これにより、ウルトラブラックコーティングはポリマーなどの様々な材料や複雑な形状の3D基板にも塗布が可能になりました。S-VISの処理方式は、化学蒸着(CVD)ベンタブラックの低温(500°C)真空加熱よりはるかに扱いやすく、100~300℃での熱処理となります。
特長
・反射率0.2%@700nm
・紫外~可視~THz領域まで使用可
・フラットな放射特性(5.5μm付近の不連続特性なし)
・紫外~近赤外領域に最適
・入射角に対して角度依存性の少ない優れたBRDF特性
・スプレーコーティング+真空中での熱処理(280℃)
・ガラス、プラスチックコーティングの低温処理オプション(100℃)
・耐湿性、耐温度サイクル、耐振動、耐放射線
・耐熱性 -196~300℃(空気中)、-196~700℃(真空または不活性雰囲気)
・アウトガスはほぼゼロ
・金属類(アルミ、銅等)、プラスチック樹脂類(ABS、ポリイミド等)、
ガラス類にコーティング可
・角、ナイフエッジへはポリイミドオプション(ポリイミドをアンダーコート)
ベンタブラックS-VISは、担体溶液内で、短い非整合CNTとその他の有機材料/バインダーから製造されます。スプレーによる塗布後、CNT構造を残したまま、更に真空処理を行います。このプロセスではベンタブラックCVDと同様の手法で、光を捉える光学的空洞を作りながら、コーティング構造を機能化し接合します。
ベンタブラックS-VISの低反射率特性は既存の塗料をはるかに凌ぎ、現在利用できる最も効果的なコーティングです。S-VISより黒いコーティングはベンタブラックCVDのみとなります。
※画像は、クリックで拡大表示します。
S-VIS 紫外~近赤外域反射率
S-IR vs S-VIS 3~16μm領域反射率
BRDF 特性@ 10°照射
BRDF 特性@ 50°照射
BRDF 特性@ 30°照射
BRDF 特性@ 70°照射
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