アプリケーション

ラマン分光法とは

raman meausrement

ラマン分光法とは、照射した光と物質の作用により生じるラマン散乱光を分光し取得したラマンスペクトルから、分子構造や結晶性などの物性を調べる方手法です。

照射した光と物質の作用により生じる散乱光の大部分は入射光と同じ波長のレイリー散乱光ですが、このレイリー散乱光のわずか10-6の微弱な入射光と異なる波長の光がラマン散乱光です。入射光の波長との差は、物質の分子振動のエネルギー分にあたるため、分子構造の異なる物質では異なる波長のラマン散乱光が取得できます。

ラマン測定用の機器として高感度の小型分光器、励起用レーザ、ラマンプローブをご用意しております。また、ソフトウェアOPwave+により横軸を波数、縦軸を強度とするラマンスペクトルを簡易な操作で取得が可能です。

ラマン測定システムのご紹介

RAMAN-QE は、裏面入射型CCDディテクタを搭載した高感度の小型ファイバ分光器QE Proをベースとしたモジュール式ラマンシステムです。励起用レーザ、各種ラマンプローブも取りそろえています。また、当社が開発した分光測定用標準ソフトウェアOPwave+に対応しているため、操作もかんたんです。

Raman-QE

オーシャンオプティクスのSERS (Surface-Enhanced Raman Spectroscopy: 表面増強ラマン分光)基板は、プラズモン共鳴により微弱なラマン散乱光を増幅させることが可能です。これにより、微量レベルの検出を実現します。

SERS

関連製品

オーシャンオプティクス社製品について

オーシャンオプティクス社の製品はこちら

オーシャンフォトニクス株式会社 ご連絡先

お問い合わせはこちら