「Equinox」はMスクエアレーザー社で新しく開発された高出力、単一周波数発振CW 532 nm DPSSレーザ光源です。
システムは完全自動化されており、低消費電力、優れた非点収差、高い信頼性・安定性、低ノイズ、狭線幅、および使いやすさを実現し、理化学分野のみならず、厳しい要求が求められるバイオフォトニクスや半導体産業の分野にも対応します。出力ラインナップは5 Wから18Wまで6種を用意しています。
励起レーザとしても最適な「Equinox」は、特に同社製 「SolsTiS」CWリング・チタンサファイアレーザとの組み合わせることで、総合的なレーザシステムの性能を最大限に引き出します。
Mスクエアレーザー社はここ数年間、様々な国で量子科学技術(量子コンピュータなど)に関した論文発表に貢献した実績から、多くの受賞経験を持ちます。研究者から圧倒的な支持を受けています。
・ CW単一周波数発振:< 1 MHz@532 nm
・ 豊富な出力ラインナップ(5、8、10、12、15、18 W)
・ 低消費電力(通常、330 W:チラー含む)
・ コンパクトで堅牢な完全密閉レーザヘッド
・ 振動や温度変化の影響を最小限に抑え、長期安定性を実現
・ LDを含む光学パーツがレーザヘッドに集約され、アンビリカル・ケーブルの脱着可能
・ webインタフェースは標準でも遠隔操作が容易
・ 実験系とのインタフェース用TCP/IPプロトコルも提供
・ LabVIEWやMATLABなどでも制御可能
・ SolsTiSと一体化させることで完全自動制御
Equinox の全制御はイーサネット経由(TCP/IP)による Web ブラウザで直感的な GUI 操作パネルから行え、パソコンやOSに依存せず操作を行え、実験系の容易な構築を支援します(付属パソコンあり)。立ち入り制限のある管理区域での遠隔動作にも最適です。
平均出力 | 5 W | 8 W | 10 W | 12 W | 15 W | 18 W |
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波長 | 532 nm | |||||
線幅1 | <1 MHz | |||||
ビーム径2 | <2.3 mm ±10 % | |||||
ビーム広がり角( far field, full angle) | <0.45 mrad | |||||
空間モード | TEM00(M2<1.1) | |||||
非対称性 | <10 % | |||||
非点収差3 | <0.2 | |||||
出力安定性4 | ±0.5 % | |||||
ノイズ5 [rms] | <0.05 % | |||||
偏光 | <100:1 | |||||
レーザヘッド寸法(LxWxH)/重量 | 410×177×112 mm / 18 kg |
注釈
1. Measured over 50us.
2. 1/e2 intensity (nominal at output port)
3. Defined as distance between sagittal and tangential focus position divided by mean Rayleigh range.
4. Measured over 1 hour after 30 minutes warm-up time.
5. Measured from 10 Hz to 2 MHz
制御インタフェース | イーサネット + Webページ + TCP/IPリモート・インタフェース (制御用ノートパソコン付属) |
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制御ユニット寸法* | 382 mm x 354 x 106 mm (L x W x H) |
電源 / 消費電力 | 90-264 VAC / 通常330 W(最大:800 W、チラー含む) |
冷却チラー | 付属循環型チラー |
動作湿度 | 16-35℃、<80 %(結露無いこと) |
推奨設置環境
Mount on optical table
Air free of dust (laminar air flow box recommended)
Temperature variation less than +/- 2°C
*2019年中のご提供は535x230x196 mm (L x W x H)となります。