ORIA Blueは、一般的なピコ秒やフェムト秒の超高速モードロックパルス・チタンサファイアレーザ発振器(ML-Ti:Saレーザ)の後段に設置し、波長を340-550 nm(29411-18181 cm-1)に拡張する第二高調波発生器(倍波、SHG)です。
ORIA Blueは新しい非線形光学技術に基づき、パルスの拡がりを抑制し、優れたスペクトルと空間ビーム品質を有し、高効率(>45%)で且つ、容易に近紫外および可視スペクトルを生成しますので、商業用SHGのユニットとして有効です。
今回、波長可変によるビーム位置安定性(ビームポインティング安定性)が更に向上したため、波長可変によって、後段の光学系での再調整が軽減されると期待されます。また、手動或いは自動化動作モデルから、ご用途やご予算によって選択できます。
下記は仕様例です。これ以外の入力(基本波)の場合、お問い合わせください。
入力光例(基本波:フェムト秒チタンサファイアレーザ) | 2.8 W @ 820 nm, 80 MHz, 90 fs [690~1040 nm] |
3.3 W @ 820 nm, 80 MHz, 140 fs [680~1080 nm] |
波長可変域 | 345~520 nm (28985~19230 cm-1)* |
3340~550 nm (29411~18181 cm-1)* |
平均出力@ 410 nm (24390 cm-1)* | > 1.2 W | |
パルス幅@ 860 nm (11627 cm-1)* | < 150 fs | < 180 fs |
空間モード | TEMoo | |
繰り返し周波数 | 80 MHz | |
波長可変選択肢 | 手動 / 自動 | |
寸法 (W x L x H) | 200 x 364 x 155 mm |
注: [1]仕様は予告なしに変更されることが有ります. *()内:波数.