「光」は電磁波という波のひとつです。空間を伝わる波の山から山の長さを示します。 この波の長さを波長といい、この波長を表すのにλ(ラムダ)を用います。 光の色の違いは、この波の長さによって決まります。
λは通常Å(オングストローム)、μm(マイクロメートル)とともにnm(ナノメートル)が良く使われます。
「光」は、この波の長さが短いものから、紫外線、可視光線、赤外線と呼ばれますが、この領域以外では紫外線よりも波の長さが短いX線やγ(ガンマ線)、赤外線よりも波の長さが長いマイクロ波などの電波があります。
およそ380~780nmの波長範囲の光であり、人間の目が認識することができます。 この可視光線を色で表すと、短波長側から、紫→青→緑→黄→橙→赤となり、いわゆる虹の色彩のイメージとなります。
主な可視域用分光器:
780nm以上の波長を赤外線と呼び、780nm~2500nm(2.5μm)を近赤外線(NIR)、2.5~4μm程度を中赤外線(MIR)、また4~1000μm程度を遠赤外線(FIR)と分類します。 NIRは家庭用リモコン、FIRは熱源としてこたつや電気ストーブなどに利用されています。
主な近赤外域用分光器: