Ocean HDXは、オーシャンインサイト(旧 オーシャンオプティクス)社のOcean FXで採用されたバッファリング機能およびマルチインタフェースを備えたプラットフォームをベースに、裏面入射型ディテクタを搭載したファイバマルチチャンネル分光器です。
UV高感度、高分解能、またバッファリングが可能な本分光器は、インタフェースの選択も可能で、ユーザの使用環境や装置内設置においてセキュリティと信頼性が向上します。
・ UV高感度・高分解能・取り扱い簡便
・ バッファリング: 50,000スペクトル
・ コンパクト(89×63×52 mm: L×W×H)
・ 裏面入射型CCD採用でUV域高感度
・ ユーザ交換可能なスリット
・ 高い熱安定性(+/-1 pixel [0~40℃])
・ LEDインジケータ付
・ 簡易接続(ハードウェア): USBバスパワー
・ 各種光源、ファイバ、プローブ、ホルダなど豊富なオプションアクセサリ
・ OEM供給に最適なハードウェア&ソフトウェア環境
・ マルチインタフェース: USB、ギガビットイーサネット、Wi-Fi
下図はOCEAN HDX分光器内部の光学ベンチと、入射した光の進行方向を示したものです。 機械的に安定したツェルニー・ターナー型光学ベンチは可動部品がなく破損の心配がありません。 (仕様を決める光学ベンチ内部の調整は、全てメーカー工場における作業です。)
寸 法 | ||
---|---|---|
サイズ | 89×63×52 mm | |
ディテクタ | ||
受光素子 | 裏面入射型FFT-CCDエリアイメージセンサ(Hamamatsu S10420) | |
有効素子数 | 2048×64 pixel(14μm角) | |
ディテクタレンジ | 200~1100 nm | |
光学ベンチ | ||
デザイン | ツェルニー・ターナー型 | |
入射スリット スタンダード | 10μm | |
光コネクタ | SMA 905(FC選択可) | |
分光器部 | ||
測定波長範囲 | 200~800 nm(OCEAN-HDX-UV-VIS) 350~925 nm(OCEAN-HDX-VIS-NIR) 200-1100nm(OCEAN-HDX-XR) |
|
波長分解能(参考値) | OCEAN-HDX-UV-VIS :0.73 nm(10μmスリット時) OCEAN-HDX-VIS-NIR :0.70 nm(10μmスリット時) OCEAN-HDX-XR :1.10 nm(10μmスリット時) |
|
SN比(typical) | 400:1 | |
A/D分解能 | 16 bit | |
熱安定性 | +/-1 pixel (0~40℃) | |
積算時間 | 6 ms~10 sec. | |
バッファリング | 50,000スペクトル | |
オンボードアベレージング | 5,000スペクトル(最大) | |
電子回路/インタフェース | ||
PCインタフェース | USB 2.0、ギガビットイーサネット、Wi-Fi、RS-232、SPI | |
動作ソフトウェア | OPwave+(Windows対応) |