「ECD-X」はCW単一周波数自動波長可変チタンサファイアレーザ「SolsTiS」の第2高調波発生器(350 ~ 525 nm)を高安定、高効率、狭線幅に発生します。SolsTiS の近赤外波長のレーザ光を紫外から可視域に拡張し、SolsTiS に追随して周波数掃引が可能です。結晶交換は高精度に設計されたマウントを装備しているため、非常に簡単に行えます。また、空間モードは独自のビーム成形技術を装備し、TEM00 を実現しました。
「ECD-X」は全自動波長可変オプション(位相変調、ミラー調整、周波数ロック)が追加され、「SolsTiS」と連動することで、パソコンのGUIに数値を入力するだけで50 nm 幅を越えて自動波長可変が可能になりました。これはCW 単一周波数発振の第二高調波発生器では画期的です。
更に「ECD-X」の2倍波を発生させる「ECD-X-Q」もラインナップしています。
▶ SolsTiS 超小型CW単一周波数自動波長可変チタンサファイアレーザ
▶ ECD-X-Q 超小型CW単一周波数4倍波発生器
▶ SolsTiS-X-UV/VIS 紫外~可視波長可変CWレーザシステム
・自動化オプション:希望波長を付属パソコンから入力するだけで、波長可変・調整・ロックを実現
・高効率(仕様は入力の30%、通常50%)
・狭線幅(<100 kHz[rms])、低ノイズ(<0.15 %[rms]);SolsTiS, Equinoxレーザ含む
・モノリシックリング共振器設計で高安定性を確立
・結晶交換は機械的な精度が高く容易(モジュール化した結晶)
・結晶の長寿命化に有効な結晶シフト機能を標準装備
・最新のDSPによって効率向上と強固に周波数ロックを実現
・全ての制御はWebブラウザのGUIで操作
・デシカントとパージポート標準装備
変換効率* | 30 % (結晶の中心波長)** | |
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波長可変方式 | 手動 | マイクロメータ |
全自動 | パソコンのWeb ブラウザ上GUI パネル | |
固定 | OEM、産業用(干渉計) | |
線幅(FWHM) | <100 kHz(SolsTiS-SRX入力時)/<200 kHz(SolsTiS-PSX入力時) | |
掃引周波数幅 ※モードホップフリー | >40 GHz | |
SolsTiS入力基本波長域 | 700 ~1050 nm( SHG発生:350 ~ 525 nm) | |
ノイズ | 0.15 %[rms](Equinox励起レーザ、SolsTiS CWチタンサファイアレーザ・ノイズ含む) | |
ビーム品質/偏光/ビーム高 | TEMoo (M2<1.2)/直線(横)/65.8 mm | |
レーザヘッド寸法 | 305 x 227.5 x 86 mm ※デシカント含む | |
動作温度範囲、最高湿度 | 16-30 ℃、80 %/結露無いこと |
* 基本波の入力パワーが >1 Wの値。入力パワーは5Wまで。
**通常、ピーク波長での効率は50 %。
※高安定性、低ノイズ、優れたビーム品質をご提供します。詳細はご相談ください。
基本波(入力)波長可変領域 | 700~1050 nm(その他の波長域はご相談ください。) | |||
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出力波長* | 350 nm | 400 nm | 450 nm | 500 nm |
可変領域(典型値) | ±7 nm | ±13 nm | ±15 nm | ±17 nm |